「ファンシーカッパ」って何?
突然ですが、イギリス人(特におばさま)と話すと、会話の中に
ファンシーなカッパ
が登場することが多いです。
…は?
失礼いたしました。
実は、これ、
Fancy a cuppa?
というとってもイギリスらしい表現なのです。
Fancyとは、「~を好む」といったような意味
Cuppaとは、Cup of teaのことで、「紅茶一杯」という意味なので、
Fancy a cuppa? = Would you like a cup of tea?
「紅茶はいかが?」という意味ですね。
日本人も「お茶でもいかが?」ってよく言うので、似ているところがあるかもしれませんね。
(京都的な意味合いではないですよ…笑)
イギリス人の紅茶好きは有名ですが、私が留学中に街頭でインタビューした結果によると、一日に2~4杯の紅茶を飲むと答えた方が一番多かったです。
(ちなみに、一日に飲む飲料は8杯以上と答えた方が一番多かったです。)
紅茶を飲むシチュエーションは朝食と午後の休憩時が主のようでした。
確かに、イギリスの伝統的な朝食、イングリッシュブレックファストでは、コーヒーではなくて、紅茶がついてきますね。
紅茶が大好きなイギリス人、こだわりがある人もけっこういるようで、
ポットから紅茶を注ぐとき、
カップに紅茶を先に注ぐか
ミルクを先に入れておくか
こんなことで真剣に議論したりします。
ミルクティーにしたときの色のこだわりとか
面白いですよね。紅茶について熱く議論を交わすジェントルマン…。
ちなみに、イギリスで一番人気の紅茶はYorkshire Teaです。
これ、とっても濃く出て美味しいんです。私もお気に入り。
日本でも輸入食品店などで買えます。
イギリスではストレートティーはほとんどなくて、かならずミルクを入れますが、Yorkshire Teaを飲むと、そのわけがわかります。
ミルクティーにすると紅茶の味がミルクに負けずにとってもおいしいけど、ストレートだと濃すぎるし、重たいんですよね。さらっとした日本のストレートティーとは違います。
ちなみに、私が留学していたヨークシャー州では、晩御飯のことをTeaと言ったりします。謎です…。
ということで、イギリスにはファンシーなカッパはいないよ、というお話でした。(あれ、違うか?)
では、美味しいCuppaでも飲みながら、他の記事も読んでいってくださいね。
皆さんのお気に入りの紅茶は何ですか?こだわりなどもあったら教えてください。