お坊さんはお肉を食べてもいいの?お坊さんに聞いてみた
仏教といえば、
精進料理
殺生を禁ず
穏やかなお坊さん
…
などというイメージがありますよね。
動物を殺して、食べるなんて!という感じ。
確かに、仏教徒の多いインドではベジタリアンの人口も多いです。
同時に、仏教徒の多めの日本では「宗教的理由でベジタリアンです!」と言う人に出会ったことはありません…。
仏教的には、「肉食」ってOKなのか?
という疑問がわいてきました。
仏教の教えには、
三種浄肉論(さんしゅのじょうにくろん)
というものがあります。
自分に提供する目的で動物を殺すのを見た、あるいは聞いた、またその可能性があると考えられる肉は食べてはならないという教え。
この教えでは、道端で死んでいる動物の肉を食べることはOKです。
(殺されるところを見ても聞いてもいないし、自分が食べる為に死んだ可能性もないから)
大乗仏教の成立で肉食は全面的に禁止されました。
またヤマトでは、仏教伝来当初の六世紀から、僧侶に肉食を禁じました。獣肉に限らず、鶏や魚も含まれていたと考えられています。
仏教徒はお肉を食べてはいけないのでしょうか?
仏教の肉食禁止が世俗社会(一般の人々)に直接影響を与えたわけではありません。
「忌み籠り」の期間中に生類を殺さず、それを食べることをひかえる習慣が国家的な仏事の本格的導入にあたって仏教の文脈に読み替えられた可能性が高いと考えられています。
知り合いの浄土真宗のお坊さんに、お肉を食べるか聞いてみたことがあります。
彼いわく、「焼肉めっちゃ食べます。」とのこと。
(ちなみに、浄土真宗では頭を剃らなくてもよいので、彼の髪はふさふさです。)
レストランやスーパーで手に入るお肉は、屠殺現場を目撃していないのでセーフだそう。
なんかやっぱりもやもやしたものが心に残りましたね…。
まとめ
仏教の教えでは、
自分に提供する目的で動物を殺すのを見た、あるいは聞いた、またその可能性があると考えられる肉は食べてはならない。
もちろん、宗派によって異なることもあるようですので、ご注意ください。
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参考