日本人用ベジタリアンフードガイド
ベジの皆さん、
「お肉を食べないと不健康だ!」
「お肉と野菜をバランスよく食べなくちゃ!」
「牛乳を飲まないと骨がもろくなるよ」
「3色バランスよく、食品ピラミッドを参考に食べないとだめ」
などなど…
決して栄養のプロでもない普通の人に栄養指導されるのにうんざりしていませんか?
(実際、栄養士さんやお医者さんでもこのような意見をお持ちの方がほとんどですが)
ビーガンの食生活で必要な栄養素は摂ることができ、健康的な生活を送ることができるという研究はたくさんあります(ビタミンB12などのサプリ摂取要)。
上記のような意見は、間違っているんですよね。
でも、「3色バランスよく、食品ピラミッドを参考に食べないとだめ」という一般常識が根強く、疑いもせず信じ切ってしまっている人が多いです。
そんなに食品ピラミッドを信用しているなら…
食品ピラミッドで対抗しましょう。
*ベジタリアンなので、乳製品・卵も含まれます。
私たちは健康的なライフスタイルをサポートします。バランスのとれたベジタリアン食生活はあなたの健康を増大させます!
脂肪、糖、調味料*3単位以下:1単位は80kcal。食塩摂取量は5g以下とする。
果物*2単位:1単位は100g(みかん1つ、りんご半分、ミディアムサイズのバナナ1本)。
乳製品*3単位:1単位は牛乳1/2カップ(90ml)、チーズ1スライス(20g)、ヨーグルト1パック(100g)。
たんぱく質*4単位:1単位は豆腐100g、大豆または納豆50g、卵1つ。豆乳1カップ、肉代用品35g。
穀物*4.5単位:1単位は小さめの茶碗にご飯1杯、6枚切りのパン1枚、麺類1/2人前。少なくとも全体の1/2は全粒粉を摂る。
野菜*7.5単位:海藻、きのこ、でんぷん質の野菜を含む。1単位は小さめの野菜料理1人前、大きめのサラダ1人前(70g)。
米国栄養士会(ADA)によると、「適切に献立された菜食は、ライフスタイルの全ての段階で十分な栄養を供給できる」とのこと。
ADAはバランスのとれたベジタリアン食生活を送るためのフードガイドを開発し、5~6年ごとに改正しています。
一方、厚生省が発表している色別食品群などは、1950年代の欧米の評価を基準としたもの。日本人の栄養知識が1950年代で止まっているなんて!
(こちらの話題については別記事で紹介します)
日本ではまだまだベジタリアンフレンドリーなレシピや製品が少ないので、海外のベジタリアンをそのまま参考にまねしてみるのは難しいこともあります。
そこで、日本人用ベジタリアンフードガイド(JVFG)が食材の入手しやすさや食べなれた食品、料理法の違う日本人の為に開発されました。
私、ベジの人には人一倍健康で元気であってほしいんです。
「お肉食べないから病気になったんだよ。やっぱりお肉って必要だね!」
って言われないように。
みなさん、「3色バランスよく、食品ピラミッドを参考に食べないとだめ」らしいので、この日本人用ベジタリアンフードガイド(JVFG)にのっとって栄養バランスのとれた健康的なベジライフを送りましょう!
参考論文・日本人用ベジタリアンフードガイド(JVFG)はこちら